ダイヤモンド市況概況(インポートテスト)

香港市場は閑散、インドではDiwaliを控え市場は休暇ムード

◆香港市場は閑散。
デモが行われている旺角、銅鑼湾、金鐘など一部地区の小売店では、デモの長期化による影響が懸念されている。

◆先週までユダヤ祝日(仮庵の祭)等があったためユダヤ系ディーラーは静か。
また、インドでは正月(Diwali)を控えていることから、世界的に市場は休暇ムード。
銀行の融資引き締めにより、ディーラーは資金不足に陥っている。
資金手当てのため値引き販売せざるを得ず、買い手市場となっている。

◆De Beersの10月のサイトは推定4億6千万ドル。
流通市場での原石価格はDiwali後の供給過剰懸念のため弱含み。

◆10月14日付RapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2)は、前月比で全て下落。

◆ポーリーインターナショナルオークション(香港)において、31.01ctファンシーヴィヴィッドイエローのダイヤ指輪が2,006万香港ドル(約259万USドル)で落札された。
また、目玉の一つであったヒスイのバングルは1,062万香港ドル(約137万USドル)での落札。
今回、ジュエリーの落札合計は98点で1億2,768万香港ドル(約1,645万USドル)となった。
ポーリーインターナショナルオークションは半国営企業であるポーリーグループ(保利集団)の文化関連事業の一部門として2005年7月に発足。
オークションは現在、北京で年6回、香港で年2回開催されている。

◆香港の宝飾チェーン大手の一つである六福集団によると、10月1日から7日の「黄金週間」期間中、既存店販売額が中国本土で28%増、香港マカオ地区では3%増となったと発表。
香港の民主化デモの影響で幾つかの店舗は通常営業ができなかったが、他店の大幅な売上増により悪影響は軽減されたとの事。
同社の既存店売上高の伸びは、第2四半期は21%の低下(第1四半期は54%の低下)と改善された。

Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 15/10/2014」等より一部抜粋

コメント

コメントする