ダイヤモンド市況概況(インポートテスト)

Diwaliのためインド市場クローズ、採掘業界は原石需要低迷で苦境

◆香港市場は中国の旧正月向けの受注によりやや改善している。
宝飾業者は在庫構築を避けているが、旧正月向けに不足している特定商品に需要が見られる。

◆インド市場はDiwaliのためクローズ。
米国需要は安定しており、中国や香港からの受注もわずかに改善している。
研磨業者の利益が確保できない状況下、生産量減少に伴い原石需要も低迷。

◆11/4付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)はベストプライス・平均価格ともほぼ全てのレンジで下落。
ベストプライスは3.0ctのみが+1.3%。他は2.0ctが-2.3%、1.0ctが-2.0%、0.5ctが-1.4%、0.7ctが-1.3%、1.5ctが-0.7%、0.3ctが-0.3%。
平均価格は先週と比べ下落率が改善。
2.0ct・1.5ct・1.0ctがそれぞれ-3.4%、3.0ctが-3.1%と1.0ct以上の大粒が比較的高めの下落となった。
ポインターは0.7ctが-1.8%、0.5ctが-0.8%、0.3ctが-0.6%。

◆Blue Nile、第3四半期の売上高が4%増
Blue Nileの第3四半期の売上高は前年同期比4%増のUS$1億9,900万(前年同期US$1億5,800万)となり、粗利益はUS$2,120万、利益率は17.8%から19.3%に上昇した。

◆ボツワナでダイヤモンド採掘ブームに陰り
ボツワナは昨年、ロシアに抜かれ世界最大のダイヤ生産国の座から陥落。
中国の景気減速に伴い宝飾品販売が低迷、ダイヤ採掘業界は苦境に陥っている。
ダイヤ原石の価格指数は10月に5年ぶりの低水準となった。
ボツワナの鉱山では、地表に近い層のダイヤは既に大半が堀り尽くされており、採掘作業もますます困難になっている。
デ・ビアスの今後予想は、シャフトの閉鎖と労働者の解雇そして需要低迷。

Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 11/5/2015」、Bloomberg等より一部抜粋

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