グッドデリバリーバー

プラチナ地金を購入・売却する際には、世界中どこでも売買が出来るグッドデリバリーバーが有利です。
これは日本で唯一の公設貴金属市場である東京商品取引所が定めた受け渡し供用品指定ブランドで、すべて純度99.95％以上の品位と定められています。
インゴットには、必ず【シリアルナンバー（製造番号）、ブランド名、重量表示、精錬業者マーク、品位（千分率）】の刻印があります。
詳しくは、【世界中で通用する国際ブランドの地金をご提供します。】にご説明コーナーを設けておりますので、そちらをご参照下さい。

Pt1000製品（プラチナ純度99.9％）

純プラチナネックレス、結婚指輪に多い甲丸リング、メンズジュエリーの印台などがあります。

日本では、プラチナジュエリーの方が人気がありますが、海外ではジュエリー素材としての需要は低く、主に工業用として触媒などに利用されています。
プラチナは科学的に極めて安定しており酸化しにくく、融点が高いことから坩堝（るつぼ）や電極に多く利用され、貴金属リサイクル素材として店舗に持ち込まれるケースも増えています。

Pt950製品（プラチナ純度95％）

主に婚約指輪や結婚指輪に使われることが多いようです。
イギリスやフランスなどの海外では、国がプラチナジュエリーは95％（Pt950）以上の品位が必要と規定しています。

Pt900製品（プラチナ純度90％）

一般的にリングやペンダントトップ等に利用される素材で、プラチナ製品の半数はこれに属しています。
ただし次項のPt850と同様に海外のジュエリーには、ほとんど使用されていません。

Pt850製品（プラチナ純度85％）

ファッションリング、立爪枠、甲丸指輪、カットリング等、日本国内のプラチナ製品の半数はPt900かPt850です。

プラチナのペンダントの場合、ネックレス（チェーン）はPt850でペンダントトップをPt900という組み合わせのジュエリーが一般的です。
これは、チェーンにはある程度の強度が必要で、Pt900では柔らかすぎることからPt850を使用しています。

Pt100製品（プラチナ純度10％）

銀やそれ以外の金属がメイン素材で、プラチナ・シルバーと呼ばれることもあるようですが、ジュエリーの品位刻印とは本来主たる貴金属（Ag900）の品位を示すものです。
Pt1000（100％）の刻印と紛らわしく、消費者を戸惑わせる品位刻印です。

まずPt100という刻印の製品があることを知っておくと、Pt1000と見誤ってしまうというようなことも防げます。

特殊なプラチナ製品

プラチナは比較的柔らかい素材であるため、製品の構造上強度の必要な部分には、同じ白金色をしているK14WG等を組み合わせて製品化している場合も多くあります。
これは、製品用途の耐久性を保つ目的で、K14WGは、硬くてバネ性があるため留め具に適しているからです。

具体的には真珠のネックレスやブレスレット等の差し込み式クラスプ（留め具）部分や、ネクタイ留めの裏金具、カフス釦の足部分、大振りのデザインのイヤリングやピアスの留め具部分があります。
クラスプのバネ部分にさらに強度が必要な場合は、K14WGとその他の金属とを組み合わせて作られている場合もあります。
クラスプや留め具を大量に取り扱う時には、精錬・分析で取引をした方がリスクを避けられます。